本当に怖い、歯周病
2018年9月30日 日曜日
今日はちょっとまじめに歯周病のお話をしたいと思います。
最近は昔よりも歯周病という言葉を聞く機会が多くなってきたと思いますが、まだまだ虫歯ほどみなさんの身近ではないかもしれません。
歯医者さん=歯が痛くなってからいくところ
と思ってる人もたくさんいると思います。
でも実は虫歯よりも多くの人がかかっている病気が歯周病なんです!!!
じゃあ、歯周病ってどんな病気なの?
「歯茎がはれる病気でしょう?」
うーん。
これは、一部正解ですが、一部不正解。
歯周病は歯茎の下にある
顎の骨が、細菌感染によって溶けてくる病気
です。
自覚症状なく、じわじわと溶けていく、とても怖い病気です。
気づいたときには骨が溶けすぎて、歯がグラグラになって抜けてしまう、まるで時限爆弾のような病気です。
しかも、歯周病の怖いところは、全身の病気に深く関わってくること。
例えば呼吸器疾患。
心疾患。
糖尿病。
早産、流産。
糖尿病、実は命に関わる病気なんです。
歳だからねぇ、歯茎が痩せちゃって…
なんて話しているご婦人の話を町で耳にしたりしますが。
違いますよ!!!!!
歯周病はキチンと予防して、治療して、メンテナンスすれば防げる病気なんです!!!!!!!!
もちろん、人によって歯周病になりやすい人やなりづらい人はいます。
なりやすい人は、治療が終了してもメインテナンスに来ていただかないと、再発しやすいことがわかっています。
歯周病はとても怖い病気です。
しかし、検診で予防、早期発見できれば治療のできる病気でもあります。
是非ご自身のお口の中にも興味をもっていただき、手遅れになる前に歯周病の検査、治療を1人でも多くの方に受けていただきたいと思います。
日本歯周病学会のホームページにも、歯周病のQ&Aなどが載っていますので、是非見てみてくださいね!
井上
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