インプラント科
インプラント治療は誰でも受けることができますか? |
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基本的には禁忌症はありませんが、重度の心臓・腎臓・肝臓疾患や糖尿病、コントロール不良の高血圧症、 また進行した骨粗鬆症などの持病がある方や、妊娠中の方は治療が困難とる場合があります。 インプラントの安定に必要な骨の幅や高さが充分でない場合は、インプラント前あるいはインプラントと同時に 骨造成(骨量を増加させる手術)を行うことで、インプラント治療が適応できる場合がほとんどです。 |
インプラント治療に年齢制限はありますか? |
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骨の成長がほぼ終了する16歳から18歳以上であれば問題ありません。 ご高齢の方でも、上記のようなお病気がなければ特に年齢の制限はありません。 |
歯周病がある場合は、インプラント治療が受けられませんか? |
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歯周病がある場合でも、インプラント治療ができないということはありませんが、 その場合はインプラント治療の前にまず徹底した歯周病の治療・管理が必要となります。 当院には歯周病専門医をはじめ歯周病に精通したドクターがおりますので、 インプラント治療を希望する皆様にも口腔内診査を充分行い、 ほかに問題がある場合には御説明の後に包括的な歯科治療を行っていきます。 |
治療期間は全体でどれくらいかかりますか? |
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通常、インプラントの埋入手術から補綴物(かぶせ物)が入るまでおよそ4~8ヶ月の期間がかかります。 しかし上顎か下顎かにより、またあごの骨や歯肉、天然歯の状態によりその期間は大きく変わりますので、 審査の後に計画を立て御説明致します。 |
インプラント手術は痛みますか? |
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充分な局所麻酔を施したのちに手術は行われますので、術中に痛みが出現し強くなることはありません。 手術後の痛みは、歯の神経が痛む場合や抜歯したのちの痛みより軽い場合がほとんどであり、 鎮痛剤の内服により治まりますので心配しないでください。 |
金属アレルギーが心配なのですが? |
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最近金属に対してアレルギーを持つ患者様が増えています。 インプラントに使用するチタン(タイタニウム)は生体内で安定している、すなわち生体適合性が良い材料です。 学会論文等でごく稀にチタンアレルギーを持つ患者についての報告がありますが、極めて少ないとされています。 金属アレルギーが疑われる場合はアレルギーの検査を行い、その有無を確認するようにしています |
インプラントはどのくらい長く持ちますか? |
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インプラント自体が破損する場合は極めて少なく、半永久的に機能します。 しかし、日常のブラッシングをおろそかにしたり不規則な生活を続けたりすると口腔内環境が悪くなり、 歯肉が腫れるなどの歯周病と類似した症状(インプラント周囲炎)が出現し、最悪の場合抜去しなければならない事もあります。 そのためインプラントが終了してからの日ごろのお手入れ、定期検診・メインテナンスが特に重要となります。 |
治療後のメインテナンス(お口のお手入れ)はどのようにしますか? |
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インプラント治療で大切なことは、日ごろのお手入れをしっかり行うこと、 定期検診により口腔内の異常(歯・歯肉の異常や噛み合わせの異常など)を早期発見し早期治療を行うこと、 また長期にわたるメインテナンスを実行していくことです。 インプラントの手術前より担当医師・歯科衛生士がお口のお手入れ方法などを御指導させていただきますが、 その後も皆様のお口の健康を守るために定期的にクリーニングやブラッシング指導をさせていただきます。 治療をより質の高いものにしていくため、私どもしのはら歯科のスタッフは皆様のパートナーとしてご協力させていただきます。 |